業界という言葉は、よく耳にする言葉ですが、業種や職種と混同し間違いやすい言葉です。業種とは通常、証券コード協議会が取り決めている33業種の事を指します。業界は業種をさらに細分化したもので、職種は会社での役割を指します。業種、業界は企業を分類するもので、職種は企業での自分の役割の事を指す、と覚えておきましょう。業種、職種はある程度取り決めがあるのに対して、業界は細かく細分化されることもあります。どの分野をカテゴライズするかによっても大きく変わてきますので、ここでは最低限分けて考えたい業界について記載します。
建築、建設業界
建築、建設、設備工事、プラント建築、住宅設備工事、リフォーム、建設コンサルティング、設計、測量などを主業務としている業界です。色々な人と関係を築きながら大きなものを作り上げていく業界です。
原材料業界
鉱業、繊維、皮革、ガラス、製紙などを主業務とする業界です。自然界からの恩恵を社会に還元する仕事で、グローバルな活動をしている企業も多く、研究活動が盛んな業界でもあります。
金属業界
鉄鋼、非鉄金属、金属製品などを製造している業界です。工業や重工業の根幹を支えている企業となり、この業界が崩れると、経済にも大きく影響し、また信用や信頼が揺らぐと社会に与える影響が大きい業界です。
機械業界
工業機械、重工業機械、工作機械、ロボット、機械部品、商業機械、農業機械、光学機械、精密機械など機械に関することを主業務にしている業界です。様々な産業を機械で支えている業界で、効率化を図るためには、なくてはならない業界です。
自動車・輸送用機業界
自動車、船舶、航空、運搬機械、鉄道車両、新車・中古車販売、業界に関する部品・用品製造を主業務としている業界です。自動化が進む中、高い技術とその検証から安全と安心を得ている業界です。大手の全てがグローバル企業であり、日本の業界の中でも、重要視されている業界です。
食品業界
農業、水産、加工商品、健康食品、清涼飲料、酒類、たばこ、外食、デリバリー、給食など飲食に関することを主業務としている業界です。新しい製品が年に幾つも発表されるため、自分が携わった実績を直接目にする事が多い業界です。
薬品業界
農業、水産、加工商品、健康食品、清涼飲料、酒類、たばこ、外食、デリバリー、給食など飲食に関することを主業務としている業界です。新しい製品が年に幾つも発表されるため、自分が携わった実績を直接目にする事が多い業界です。
アパレル業界
繊維卸、アパレル製造、アパレル販売、ブランド、装飾品、靴、アパレルデザインなど身に着けるものに関することを主業務としている業界です。食品業界と同じく、新しい製品が年に幾つも発表されるため、自分が携わった実績を直接目にする事が多い業界です。また、流行を生み出すことの多い業界でもあります。
エレクトロニクス業界
半導体、電子部品、家電、情報通信機器などの電子を利用した機器の製造・販売を主業務としている業界です。精密さを要求される業界で、日本のこの業界は世界的に高い評価を受けています。
