業界という言葉は、よく耳にする言葉ですが、業種や職種と混同し間違いやすい言葉です。業種とは通常、証券コード協議会が取り決めている33業種の事を指します。業界は業種をさらに細分化したもので、職種は会社での役割を指します。業種、業界は企業を分類するもので、職種は企業での自分の役割の事を指す、と覚えておきましょう。業種、職種はある程度取り決めがあるのに対して、業界は細かく細分化されることもあります。どの分野をカテゴライズするかによっても大きく変わてきますので、ここでは最低限分けて考えたい業界について記載します。

家具、インテリア、ベビー用品、スポーツ用品、雑貨、文具、事務用品、メガネ・コンタクト、書籍、音楽、ゲーム、ペット・ペット用品、リサイクルショップなど生活に密着する用品を製造、販売する業界です。製造から販売までを担っている企業が多く、同じ会社内に様々な職種が存在しています。

総合商社と呼ばれる企業が属する業界です。大小、ジャンルを問わず扱うため幅広い知識と経験が必要で、またグローバルな企業活動を行っていますので、まさに世界をまたにかけるといっても過言ではない業界です。

スーパー、コンビニエンスストア、ディスカウントストア、百円均一ショップ、ホームセンター、ドラッグストア、調剤薬局、家電量販、通信販売など消費者に直接商品を届ける業界です。昨今ではインターネットショップもこの業界に当てはめられるようになっています。

石油、石炭、電力、ガス、熱供給、水などの自然産物から、今は必須となっている各エネルギーを精製し供給している業界です。インフラ業界とも呼ばれ、採取、輸入、精製、供給、販売、メンテナンスと多岐にわたる業務を行っています。

通信、インターネット関連、システム開発、業務用ソフトウェア開発、OA機器、携帯電話販売、パソコン専門店、その他ITサービスなどの先進技術を基盤にさらに新しい技術を提供する業界です。成果が比較的わかりやすく世の中に浸透するため自分の実績を図りやすい業界でもあります。

幼稚園、保育園、学校法人、学習塾、専門学校などの教育に関わる業界です。人に関わること、人に教えることに興味とやりがいを感じられる人に向いている業界です。また自分自身も常に新しい知識を身に着けそれを人に展開する必要があり、勉学を好む人が適正となります。